Infinitely Polar Bear (2014) / それでも、やっぱりパパが好き!

あらすじ

 キャム(マーク・ラファロ)は、双極性障害を患っており、仕事を得てもすぐに失業してしまう。彼の病を受け入れ結婚した妻のマギー(ゾーイ・サルダナも、働きもせず時折2人の娘の前でさえ暴力的になる夫に苛立ちを募らせる。

 子どもの将来を危惧したマギーは、自らが家族の稼ぎ頭になると一大決心をし、ニューヨークの大学院へ進学することに。毎週末、必ず家に帰るという条件付きで、キャムも渋々了承した。

 母親のいない環境で、娘たちは、父親の想像を超える行動に困り果ててしまうが、どんなときでも父親と一緒にいることで、徐々に彼の取り扱い方を覚えていくのだった。

出演

 双極性障害を持つ父親役を演じるのは、前回の『Spotlight (2015) / スポットライト 世紀のスクープ』でも紹介した、俳優のマーク・ラファロ。髭が伸び放題の、ヒッピーを思わせるようなその風貌を見たとき、正直『ヤバイ人』だと思った。北米を歩いていたら、時折出会うハイになっている浮浪者、という感じ。とはいえ、映画の中でどんな人物にでもなれる彼はやはり素晴らしい。

 凛とした佇まい、観ていて惚れ惚れとするキャムの妻役はゾーイ・サルダナ。混沌とした家庭環境の中で、一家の大黒柱となるべき大学院進学を決断。人々に勇気を与えるキャラクターを好演していた。

感想

楽しく幸せなひとときを振り返る際に、8mmフィルムが使われているのが気に入った。懐古シーンでそれを使うのは王道なのかもしれないが、苦しい境遇と幸せなシーンを映像の違いで表現することで、映画に奥行きを与えていると感じた。そういえば、『Once (2007) / ONCE ダブリンの街角で』でも懐古シーンで8mmフィルムを使用していた。やはり王道。

結婚というと、『幸せな家庭』像を描きがちだと思うが、この映画は、家庭が抗えない問題を抱え家庭崩壊が起こったとしても、家族が幸せになる道はある、ということを教えてくれている。

投稿者: yukimaru

映画(洋画)のブログを書いているYukimaruと申します。 数年前、英語の勉強を始めたことをきっかけに、映画を観るようになりました。 3度の飯より洋画が大好き。 と言いたいところですが、食べることも大好きです。 アメリカの映画を中心に、世界各国の気になる映画の記事を書いています。 お気軽にコメントを頂けると幸いです。 ご依頼等ありましたら、コンタクトフォームよりお願いします。 よろしくお願いします。

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