Chicago (2002) / シカゴ

あけましておめでとうございます。2018年もmovie addictをどうぞよろしくお願いします。

去年は沢山の素敵な映画に出逢えた一年でした。2018年も、自分のペースではありますが、素敵な映画をたくさん見て、レビューを書いていければと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

Chicago (2002) / シカゴ

シカゴ [DVD]

全体を通しミュージカル仕立てとなっている米映画、シカゴ。ベテラン俳優たちが歌って踊り、アメリカのショービジネスの魅力を大いに伝えてくれるこの映画。その一方で、そのビジネスの華やかさの裏にある欺瞞に満ちた人間模様や、アメリカンドリームを掴むためにはメディアや民衆を欺かなければならない、つまり、私たちは常にメディアから欺かれている可能性があることを暗示している映画です。また、アメリカの銃社会を強烈に皮肉っているとも感じました。

あらすじ

主人公のロキシー・ハート(Renée Zellweger)は、ナイトクラブでスポットライトを浴びることに憧れている若妻。 彼女は、”シカゴシアターのマネージャーと繋がりがある” という家具屋のフレッドと不倫をしている。いつかマネージャーに自分を売り込んでくれると期待していたロキシーだったが、フレッドはマネージャーとコネクションなど持っておらず、単にロキシーの体目当てで会っていた。突然冷たく突き放すフレッドに逆上したロキシーは、近くにあった銃で衝動的にフレッドを殺害してしまう。牢獄に入れられたロキシーであったが、罪を償うどころか、ナイトクラブで踊る夢を諦めない。そんな中、彼女は1人の敏腕弁護士、ビリー(Richard Gere)と出会う。

キャスティング

アメリカの歓喜と興奮に満ちたショービジネス。その裏に隠された人間の愚かさを、ミュージカルという手法を使い、軽妙に描き出すこの映画。企画やストーリーが秀逸であるのはもちろんですが、配役が悪くちゃ、オスカーは受賞していなかった。

ロングヘアのイメージが強い彼女。キャサリンと気づかない人も多いかも。

キャスティングの中で最も目を引いたのがキャサリン・ゼタ=ジョーンズではないでしょうか。映画の出だしのダンスと、牢獄の中の彼女のアバズレっぷりといったらお見事としか言いようがない。いや~、キャビンアテンダントから犯罪者の役とは、演技の幅が広いねえ、役者だねえ、と認めざるをえない。ナイトクラブの踊り子として、どこか二流を感じさせるロキシーが一夜にして世間の注目を浴び、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じる美しいヴェルマの居場所はなくなってしまう。その後、ヴェルダはプライドを捨て、ロキシーに擦り寄る作戦に出る。このシーンでは、不思議とヴェルダという女性が哀れに見えない。それは、キャサリンが元来持っている品の良さや気高さによってカバーされているからではないかと考えている。殺人を犯す女性たちの物語、それでも映画を観た後の後味が悪くならないのは、キャサリンが映画全体に品位、エレガンスさを与えているからだろう。

また、改めてリチャード・ギアの貫禄がわかる映画だったように思う。思わず「ギア様」と、様付けで彼を読んでいる自分がいた。多くの映画やドラマで主人公になる人はやはり作品の中で多大な影響力を持っていて、脇役だとしても映画を方向づけるキーパーソン的存在になるものだ。

主人公のレネー・ゼルウィガーはとてもキュート。正統派美人でないのは、個性派俳優としての地位を確立できる大きな強みだ。『ブリジット・ジョーンズの日記』に続編ができたのは、多くの人々に彼女のスマイルが愛されている証拠なのではないだろうか。

2人の息の合ったシーンに魅了される。

クリスティーン・バランスキーも映画の中でいい味を出している。アメリカの人気ドラマ『The Big Bang Theory』では「Urinate」という言葉を連発する気持ち悪いおばちゃん(学者)役なのですが、Chicagoの中では当時の最先端のメディアである、ラジオキャスターというキャリアウーマン役。どちらにしてもお硬い職業が似合っているね、と思ったら、なんと歌まで歌えるの?

クリスティーンだけでなく、主要登場人物全員が歌って踊るミュージカル映画。レネー・ゼルウィガーとキャサリンは息の合った激しいダンスを披露。相当練習したんだろうな~。色々な事を書きましたが、ミュージカルということもあり、ワクワク楽しめる映画となっています。ラ・ラ・ランドのように、ミュージカル調の映画が気になる、好きだ、という人は、是非この映画も押さえちゃってみてください。


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