One Fine Day (1996) / 素晴らしき日

One Fine Dayジョージ・クルーニー、ミシェル・ファイファー主演のロマンティック・コメディ。

メラニー・パーカー(ミシェル・ファイファー)は建築家として働くシングルマザー。元夫は人気歌手のツアーに同行するミュージシャン。一方ジャック・テイラー(ジョージ・クルーニー)は新聞の人気コラムニストでメラニーと同じく離婚歴を持つ。ジャックは元嫁から新しい夫との新婚旅行中に娘のマギーを預かって欲しいと頼まれる。

子どもの課外授業に遅れたメラニーとジャックは、出発地であるフェリー乗り場までのタクシーに乗り合わせる。互いの子ども同士の仲が悪いように、メラニーとサミーの相性も最悪で、初対面にもかかわらずタクシーの中で大喧嘩をしてしまう。しかしタクシーが着くと課外授業のフェリーは既に出発していた。メラニーはその日、自分の昇進にかかわる取引先との大切な約束が入っており、またジャックも市長の汚職にかんする会見に出席することになっていた。そんな2人が出した案が、互いのアポイントメントの時間だけ、片方が子どもを預かるというもの。果たして、2人はその一日をうまく乗り切ることが出来るのだろうか。

実は最初、ジャックがジョージ・クルーニーだと気がつきませんでした。とっても若くて、現在のセクシーさを持つロマンス・グレーの彼とは違います。下は最近の彼。(『マネー・モンスター(Money Monster / 2016)』より)

内容については、子どもが親の恋愛において相手との距離を縮める役割をする点で、『めぐり逢えたら(Sleepless in Seattle / 1993)』を思い出しました。『素晴らしき日』のアレックス・D・リンツくんの髪型と『めぐり逢えたら』のロス・マリンジャーくんの髪型が一緒なので最初「同じ子役?」と思ってしまいました。

また、一日で大喧嘩から恋の駆け引きが始まる点について、離婚歴ありで子どもがいる親の行動としたら少し軽率に見え、真面目な2人の性格からすると若干違和感があったなというのが正直な感想です。しかし、メラニーが仕事より息子を優先するシーンや、俺様なジャックが意外に子どもの扱いがうまいという演出により、何とかバランスが取れていました。

若いジョージ・クルーニー主演の、ニューヨークを舞台としたドタバタ・ロマンティック・コメディをご覧ください。


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What’s Up, Doc? (1972) / おかしなおかしな大追跡

バーブラ・ストライサンド、ライアン・オニール主演の1972年のコメディ映画。こんなに大笑いできる映画を久しぶりに観ました。

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あらすじ

音楽学者であるハワード(ライアン・オニール)は、研究費を得るパーティに出席するため婚約者のユーニス(マデリーン・カーン)と共にサン・フランシスコにやってきた。ハワードの持つ鞄の中には、研究のための石が詰められている。ハワードらが滞在するホテルで、彼は謎の美女、ジュディ(バーブラ・ストライサンド)につきまとわれる。また、偶然にもジュディはハワードと同じ型の鞄を持っている。その鞄の中には、百科事典、服、下着が入っており、様々な場所を転々とする生活を送っているようだった。また、同じホテルには、ジュエリー商の老女、政府機関の「極秘文書」を運ぶ謎の男も宿泊する。それぞれ、ハワードとジュディと同じ鞄を持ち、ジュエリーと極秘文書を狙う者たちからの追跡に、ハワードとジュディも巻き込まれるのだった。

キャスト

ジュディ役のバーブラ・ストライサンドは当時多くの映画に引っ張りだこだったそうです。確かに雰囲気あるし、明るいし、皆に好かれそうなキャラクターだなって感じ。この『What’s Up, Doc?』ではただ演じるだけでなく、監督に演技の提案もしたそう。「提案が採用されたのは一回くらいだったけどね」というバーブラ。だけど、良い映画を作りたいという情熱が彼女から伝わってきました。監督にも自分の意見を言うことが出来る風通しの良さが、この映画をコミカルでリズミカルなものにしているのかもしれませんね!バーブラは歌手としても活躍していて、グラミー賞も受賞しているそう!途中で映画『カサブランカ (1942)』の挿入歌『As time goes by』を歌うバーブラも素敵です。(この曲を引用する監督も素敵。)

また、学者であるハワード役のライアン・オニールは、最初のシーンではいかにもさえない男登場って感じなのですが、ホテルで服を脱ぎ、鍛え上げた肉体を披露するシーンあたりからハンサムを全面に出してきました。ジュディに振り回されてトホホなハワードがおもしろいです。男って、突き抜けた感性や行動力を持つ女に弱いのかしら!?

バーブラのモダンな雰囲気もあってか、観る人の年代を問わないようなコメディ。存在感のあるキャストやはちゃめちゃストーリーをお楽しみください。


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The Notebook (2004) / きみに読む物語

きみに読む物語 スペシャル・プライス [DVD]本日は、心から愛せる人と一緒にいることの幸せを教えてくれる『きみに読む物語』をご紹介します。

あらすじ

静かで美しい環境にある老人ホームの庭で、デュークは認知症を患う老女にノートの物語を読み聞かせている。

その物語は1940年代、サウスカロライナ州シーブルック島が舞台。17歳の少女アリーは家族とともにシーブルックの別荘にやってきた。祭りで彼女を見かけた地元の木材加工場で働く青年ノアは一瞬にして心を奪われる。強引に誘ったデートをきっかけとし、アリーも段々と彼のことを好きになる。ある廃墟の屋敷に入り込んだ二人は、きれいになったその屋敷で幸せに暮らすことを夢見る。しかし、身分の違う青年との恋愛は許さないというアリーの両親から引き裂かれるようにして別れるのだった。

ノアは一年間、アリーに手紙を書き続ける。しかしアリーから返事が来ることはなかった。ノアは軍隊に入隊し、銃撃で親友のフィンを失う。

一方アリーは病院でボランティアとして傷ついた兵士を看護していた。そこで大怪我を負った兵士ロンと出会う。ロンは大富豪の息子で、弁護士だった。目標としていた大学に通い始めたアリーはロンと付き合うことになり、それを知った両親も喜んだ。

無事に兵役から帰ってきたノアは、チャールストンを訪れる間、街でアリーを目撃する。しかし彼女が入った店でノアが見たものは男とキスをする幸せそうなアリーだった。ノアはショックを受けるも、父がかつて住んでいた家を売却し作ってくれた金でノアとの思い出の詰まった廃墟を購入し、再度売ればアリーが戻ってきてくれると思い込み、廃墟のリフォームに一心不乱に取り組む。廃墟は美しい屋敷となり購入希望者が度々訪れるが、ノアは誰にもその家を売らなかった。偶然ノアの家についての新聞記事を見たアリーは、ロンと結婚する前に最後の挨拶をしに行こうとノアの屋敷に向かう。婚約したアリーだったが、ノアとの幸せな思い出を振り返り、心が揺れるのだった。

ライアン・ゴズリングが演じる純愛

何となくイケイケなイメージのライアン・ゴズリングですが、この映画では一人の女性を愛しぬく男性役を演じます。淋しげなライアンの瞳がノアの境遇とマッチ。アリーをひたすら待ち続ける彼を見ると胸が苦しくなります。ハンカチではなくバスタオルを持ってこの作品に臨んでください。

LA LA LAND

アメリカで12月に公開の『LA LA LAND』に出演するライアン・ゴズリング。日本では恐らく来年度公開でしょう。『ラブ・アゲイン(Crazy, Stupid, Love.)』で共演したエマ・ストーンと再び共演。人気実力派俳優二人を主人公にした映画、とても楽しみです。

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The Devil Wears Prada (2006) / プラダを着た悪魔

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Captain Phillips (2013) / キャプテン・フィリップス

先日、クリント・イーストウッド監督、トム・ハンクス主演の『ハドソン川の奇跡 / Sully』を観に行きました。(やっぱり映画館は良いですねえ・・・。)飛行機への鳥の衝突(バードアタック)により、飛行機の一部が破損し、ハドソン川への緊急着陸という判断を下した操縦士サリー。乗客155名の命が救われたとアメリカ全土で大きく取り上げられましたが、その裏側では航空会社の上層部とサリーの闘いが繰り広げられていました。後日、『ハドソン川の奇跡』についてのブログも書ければと思います。

今回ご紹介する『キャプテン・フィリップス』は、コンテナ船、マークス・アラバマ号の操縦士フィリップス船長が船を海賊にシージャックされたお話です。

キャプテン・フィリップス [DVD]トム・ハンクス演じるリチャード・フィリップスは、ケニアに援助物資を届けるコンテナ船の船長。運航中、アブディワリ・ムセをリーダーとするアフリカの海賊4人に船を乗っ取られます。海賊はフィリップスを人質とし救命ボートに乗り込みます。フィリップスはどうにか船を脱出しようとしますが失敗。到着したアメリカの軍部もいかに船長を助けるか知恵を絞ります。

薬を使用し感情が高ぶる海賊の一人に今にも殺されそうになりながらも、ムセの殺すなという命令によりフィリップスは命を繋ぎます。果たして、フィリップスは海賊から逃れることができるのでしょうか。

この映画では、フィリップスの船が海賊に乗っ取られるシーン、そしてフィリップスの救出のシーンに焦点が当てられています。登場人物の迫真の演技により、息もつけぬほどの緊迫した状況の連続にハラハラ・ドキドキ。(これも映画館で観たかった!)またこれらのシーンの他に、私はアフリカの貧困について考えさせられました。アメリカ海軍と海賊の交渉の途中で、村長と会えることを条件にムセは救命ボートから軍の船に乗り移ることを了解します。アメリカ海軍の罠であることは一目瞭然なのですが、彼にとって村長は絶対の存在であるということが分かります。また人質でありながらも段々と人間的に接するようになるアフリカの青年たちから、村長は青年たちの純粋さを利用し、海賊になるよう強制したのではないかということが想像できます。このような人道的なことから逸脱した行為は、貧困を根源としています。アフリカの貧困は、欧米諸国や先進国が植民地支配によって生み出したといいますね。アフリカの海賊だけが完全な悪ではないことを念頭に置いて観ると異なる印象を受けるでしょう。

また、純粋ではない私は、映画でのアメリカ海軍の登場は、軍の強さや存在の正当性を示すプロパガンダ的な印象を与えると思ってしまいました。真偽の程は分かりません。アメリカにとって軍備は当然のことですし、フィリップス船長の救出に大きな役割を果たしたことは間違いないですし。ただ、アメリカ軍が出てきたときや、外国人の敵が出てきたときは注意して見てしまいます・・・。

『ハドソン川の奇跡』の主人公サリーとはまた違った性格のフィリップス船長。しかし、どちらも責任感が強く、土壇場で冷静な判断を下すことの出来るキャラクターです。まだ、『キャプテン・フィリップス』を観たことがない方は、こちらもぜひチェックしてみてください。


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Working Girl (1988) / ワーキング・ガール

Working Girlあらすじ

主人公のテス(メラニー・グリフィス)は、夜間のビジネススクールに通う努力家の秘書。しかし、オフィスでは日常的にセクハラを受けたり、人事部からはお荷物扱いされたりと報われない日々が続く。ある日、同僚のボブ(ケヴィン・スペイシー)からのデートの申し込みを拒むと、人事部から異動の連絡がくる。新しいテスの上司は、同性、同年齢のキャリアウーマン、キャサリン(シガニー・ウィーバー)だった。彼女からは新しいアイデアを出すことを促され、張り切るテスだったが、キャサリンがテスの斬新なアイデアを自分の手柄にしていることが発覚する。キャサリンがスキーで骨折し休暇を取るあいだ、テスはキャサリンに扮し、自分のアイデアであるM&Aのプロジェクトを進めることになる。

キャスト

ハリソン・フォードといえば、『インディー・ジョーンズ』では土と汗で汚れた、ワイルドな人類学者を演じているのが印象的ですが、『ワーキング・ガール』で演じているのは小綺麗なビジネスマン役。当時、多くの女性はワイルドな彼の瞳にメロメロに恋したことでしょう。

それと、この映画には若かりし頃のケヴィン・スペイシーも出演。バイスプレジデント役や教師役など、近年は硬派な役どころが多い印象ですが、彼が演じるボブはセクハラをするいやらしい男。ちょっと気持ちの悪い彼の演技も見ものです。

キャストの他に特筆出来るのは、出演する女性たちの髪のボリュームと濃いアイシャドウ!日本のバブル期の女性を彷彿とさせます。それと、求愛や威嚇するときに羽を広げるクジャクのようだ、とも思いました(笑)顔の作りが美しいんだから、シンプルな見た目で十分じゃないの!と思うのですが、流行りとはこういうものなんでしょうね。約30年前のアメリカのトレンディー映画、観てみてください。

追記
この『ワーキング・ガール』では、かつてNYのシンボルであったワールドトレードセンター・ツインタワーを見ることができます。早いものであれから15年ほどの月日が経ちましたが、テロ事件のことは、まだ昨日のように思い出されます。この映画を観ながら、ワールドトレードセンターで働いていた方々が犠牲になったかと思うと、とても胸が痛みます。ご冥福をお祈りいたします。


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Gone with the Wind (1939) / 風と共に去りぬ

Gone With the Windこの映画のサウンド・トラックである名曲、『タラのテーマ』を聴きながらどうぞ。

3時間58分の長編映画、『風と共に去りぬ』は、アメリカの南北戦争時代の南部、ジョージア州で農園主として働くスカーレット・オハラの半生を描いています。長編だと聞いていたので、少しずつ観ようと思っていたのですが、面白く一気に観てしまいました。

この映画の良さは、人間の強さを教えてくれるところです。甘やかされて育ったヴィヴィアン・リー演じるスカーレット・オハラが両親の死と南北戦争に直面し、プランテーションを作り、家族・従姉妹を養いながら逞しく生きます。その中で妹の恋人を奪取したり、従姉妹の夫であるアシュレーに愛を打ち明けたりと、主人公の汚い部分というものが、当時の混沌とした時代背景の前ではむしろエネルギー溢れる、賞賛に値する行動のように思えます。

ホッとできるシーンなんて10分もあったかなあ?という感じで、悲劇や困難な状況のシーンが多い作品なのですが、それがすごく現実的なんですよね。悲劇を書ける映画監督や小説家って凄いなと改めて思いました。

アメリカって、バリバリ働き自立したスカーレット・オハラのような女性が好まれる傾向にあるように思います。私のアメリカの女友だちも、冒険や新しいことを切り開くタイプ。『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラは、アメリカの女性たちにとって、あるべき女性像として心の中に住んでいるのではないでしょうか。


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