The 40 Year Old Virgin (2005) / 40歳の童貞男

この映画を観るきっかけになったのは、CNNのこの記事。

Why are almost half of Japan’s millennials still virgins?
http://edition.cnn.com/2016/09/20/asia/japanese-millennials-virgins/

「何?バージンであっても、真面目に働いて、それなりに人生楽しんでいる人もきっと多いだろうからほっといてくれよ」と思ったのですが、考えてみれば少子高齢化だし、何より40歳になって異性に触れたことのない人が多いというのは由々しき事態なのかもしれないと考え始めました。人との触れ合いって生まれてきた以上大事だと思うのです。(論理的に説明出来る範囲を越えてる)

しかしながら、この問題は家族も友人もなかなか触れることの出来ないナイーブな話なので、主人公がどうやってバージン・プロブレムを乗り越えたのか、非常に興味を持ったわけです!!それでは引き続き、あらすじをどうぞ。(前置き長い)

The 40 Year Old Virgin [Import]あらすじ

スティーブ・カレル演じるアンディは、大型電器店で働く40歳。大好きなフィギュアたちに囲まれ、おひとりさま生活を楽しんでいる。

ある日、同僚のデイビッド、ジェイ、キャルに、夜中のポーカーに誘われる。参加したアンディはポーカーを楽しむも、下ネタの話になり、男女の肉体関係についての話を振られ戸惑う。なぜなら彼には経験がなかったからだ。同僚たちからは童貞であることを白状させられてしまう。

アンディに童貞を卒業させるため、同僚たちは彼をバーやお見合いパーティに連れて行ったりナンパの指南をしたりする。これといった結果には結びつかないが、最初は嫌々やっていたアンディも同僚たちに乗せられその気になってきた。そんなある日、アンディがテレビコーナーでセールスをしていた時、顧客である女性トリシュと良い雰囲気になり、彼女の電話番号をゲットする。どうにかデートまでこぎつけ、楽しいひとときを過ごす。それから何度かデートし、ベッドイン・・・というところで、自分が童貞だという事実が頭をもたげ、キスのその先に行き着かない。果たして、彼は自分が童貞だという心の殻を破ることが出来るのでしょうか。

見どころ

真面目でおひとりさま生活を結構満喫していた彼が、素敵な女性との出会いからさまざまな困難を乗り越えていく様子から目が離せません。

アンディの大量の胸毛をエステで脱毛するシーンがあるのですが、他の役者さんたちはスティーブ・カレルの演技に素で笑っていると思います。また、アンディを脱毛する女性が日本人で、気になって調べるとMiki Miaさんという名前の女優さんだそう。Google画像で彼女を調べてみると、地方イベントか何かで男性のワックス脱毛をしている写真があって笑えます。また、日本食レストランのシーンが出たり、日本アニメかゲームのポスターに関するシーンがあったりと、もしかすると監督は親日なのかもしれません。

バージンじゃなくても、新しい恋人と初めて肌を重ねる瞬間は恥ずかしさ・恐れのようなものがあると思います。だからこそこの映画に共感出来る人も多いはず。スティーブ・カレル渾身の演技を是非観てみてください。


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The Help (2011) / ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜

ヘルプ ~心がつなぐストーリー~ [DVD]あらすじ

舞台は1960年代、公民権運動真っ只中のミシシッピ州ジャクソン。ミシシッピ大学を卒業したばかりのエマ・ストーン演じるスキーターは、ローカル新聞の新人記者として働き始める。

彼女は幼い頃、黒人ベビーシッターのコンスタンティンに育てられるが、コンスタンティンは突然家から姿を消した。コンスタンティンとの深い信頼関係があったスキーターは、なぜ彼女が去ったのかを母親に聞き出すため実家へ戻る。

地元に戻って女友達と食事会をすることになったスキーター。皆自分とは違い、殆どの女性が当時そうであったように結婚し、出産していた。しかし、彼女たちは子育てや家事はすべて黒人メイドに任せ、お洒落や食事を楽しむ毎日を過ごしていた。

友人の一人の「黒人の病気が感染るからトイレを別々にしている」という発言などから、メイドたちに対する酷い差別が存在していることを知ったスキーターは、その事実を本にしようと決める。メイドたちに取材協力を申し込むが、解雇されることや反・公民権運動を恐れた彼女たちはスキーターの申し込みを頑なに拒む。しかし、スキーターの説得により、メイドの一人アイビリーンが取材を許可する。またその頃、メイド仲間の一人が逮捕されたことをきっかけに他のメイドも差別と闘うために立ち上がる。スキーターは今まで見た事実をどのように記すのだろうか。また、スキーターのベビーシッターだったコンスタンティンが突然姿を消した裏に一体何があったのだろうか。

見どころ

見どころはなんといってもエマ・ストーン演じるスキーターの正義感の強さ、ジャーナリストとしての使命感だと思います!親や友人との関係が悪化する危険も顧みず、真実を書くために奮闘します。メイドたちと協力する中で生じる、友情のような連帯感も観ていて胸が熱くなります。

また、メイド役のオクタヴィア・スペンサー(Octavia Spencer)の演技力、そして彼女から滲み出る人間力・・・とでもいうのでしょうか、慈愛のようなものにグッときます。と思えば、アメリカンドラマ『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則(The Big Bang Theory)』では自動車教習所の受付役として笑わせてくれるし、色々な役をこなす実力派女優だということが分かります。この『The Help』でアカデミー賞助演女優賞を受賞した、というのも頷けます。

1960年代のアメリカ社会を描くこの映画から、この60年の間に、さまざまな変化がアメリカで起こったということがよく分かります。しかし、黒人への偏見や差別はいまだにThe New York TimesやCNN等の報道で毎日のように目にします。彼らの闘いはまだ終わっていないように思います。

「人種差別の事実を知ることは、良いことなのだろうか?差別の対象とされてきた人々を哀れみの目で見るようになるのではないか?」などとしばしば自問自答するのですが、先日読んでいたCNNの記事に、差別の事実を知ることの重要性が書かれていました。まだ自分の中で答えは出ていないのですが、差別について「知ってほしい」と強く願う人もいることは、自分の問いに何かしらヒントを与えてくれるような気がしています。『The Help』は、人種差別というアメリカ社会に横たわる社会問題を考えるきっかけになる良い映画です。是非、観てみてください。


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The Terminal (2004) / ターミナル

Terminal [VHS] [Import]2016年9月24日(土)公開の『ハドソン川の奇跡(Sully)』に向けたプロモーションのため、先週、主演のトム・ハンクスが来日しました。公開と来日を記念して前回に引き続き、トム・ハンクスの映画をピックアップ。

あらすじ

トム・ハンクス演じるビクター・ナボルスキーが空港からアメリカへ入国するまでの間の、奇妙な生活とヒューマンドラマを描く。

ビクター・ナボルスキーは、旧ソ連・クラコウジア共和国からの旅行客。アメリカのジョン・F・ケネディ国際空港に到着するもパスポートが無効となり入国出来ない事態に。フライト中、クラコウジアでクーデターが起こり、一時的にクラコウジア政府が消滅したためであった。母国の騒乱を空港のテレビで目の当たりにし、パニックに陥るビクター・ナボルスキー。しかし、帰国することも出来ないビクターは入国の許可が下りるまで空港で過ごすことに。

一方、スタンリー・トゥッチ演じる国境警備局主任のディクソンは、自分の監視を必要としない場所へ一刻も早くビクターを追い払おうとする。つまり、アメリカへ不法入国するようビクターを促す。しかし、自分が監視されていることを不審に思ったビクターはそのまま空港に留まり続ける。

見どころ

この映画の見どころは、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるフライトアテンダントのアメリアや、クマール・パラーナ演じるインド系移民清掃員のグプタと友情を育むシーン。また、建築のスキルを発揮することにより、仕事を得たり空港に新たなモニュメントを作ってしまうなど、限られた空間の中で生活や自己表現が出来てしまうこと。もしかすると、才能というものは場所や境遇を選ばないものなのかもしれません。

それと、音楽がとても素敵だなと思っていたのですが、それもそのはず、『E.T. (E.T. / 1982)』や『ジュラシック・パーク(Jurassic Park / 1993)』、『ハリー・ポッターシリーズ』等の名作の音楽を作った、作曲家のジョン・ウィリアムズ(John Williams)が担当しています。

スタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci)

やっと彼について語るときが来ました・・・。スーパー名脇役の一人で、脇役ながらもその存在感は主演級。『プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada / 2006)』ではファッション誌に命を捧げるナイジェル役を、『ラブリーボーン (The Lovely Bones / 2009)』では殺人鬼のジョージ役を、『小悪魔はなぜモテる?!(Easy A / 2010)』では優しい主人公の父親役を演じました。実にさまざまな顔を持つ彼が『ターミナル』で演じるのは、主人公ビクター・ナボルスキーの入国を阻止する国境警備局主任。冷酷で自己保身が強く、典型的な「イヤな男」の役です。彼が出演する映画が良作である理由として、主人公がキーを、彼がスペアキーを握っているからなのではないでしょうか?!

名監督、そして味のある出演者たちが、空港―出会いと別れ、期待や悲しみなどの感情が交錯する舞台―で織りなすヒューマンドラマを是非ご覧ください。


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You’ve Got Mail (1998) / ユー・ガット・メール

You've Got Mail: Music From The Motion Pictureトム・ハンクスが2016年9月24日(土)公開の映画『ハドソン川の奇跡(Sully)』のプロモーションで来日しているということで、本日はトム・ハンクスの映画をピックアップ。

あらすじ

ショートヘアのキュートなメグ・ライアン演じるキャサリンは、ニューヨークの一角で絵本屋を営む。読み聞かせのイベントなど人々とのふれあいを大切にするやり方で皆に愛されている。同棲するフランクとも順調。そんな彼女の趣味は、30歳の誕生日に遊んだオンライン上のチャットルームで知り合った「NY152」とのメール交換。ノートパソコンを開きNY152からメールが来ていると胸がときめくのだった。

そんな穏やかな日々を過ごす彼女に脅威が訪れる。大型本屋チェーンの「FOX BOOKS(フォックスブックス)」が近所に出店するというのだ。FOXの戦略は、心地よい椅子にカプチーノ、そして一番の強みは商品のディスカウント(割引)だ。FOXの経営者はトム・ハンクス演じるジョー・フォックス。今までも数々の出店を行い、街の小さな本屋を潰してきた。

弱気になるキャサリン。誰にも弱音を吐くことの出来ないキャサリンは、NY152に相談する。すると、彼からは優しい言葉ではなく、「闘え」と力強いエールが届く。彼の言葉で発奮した彼女は、周りの協力を得ながらメディア戦略で真っ向からFOXと闘うことを決める。

そんなある日、心の友人であるNY152から、「自分たちは一度会うべきだろうか?」という内容のメールが。彼に会うことを決めた彼女は、待ち合わせのカフェへ。しかし、いつまでたってもNY152は一向に現れない。しかし、その代わりに一番憎い「アイツ」が現れるのだった。そう、ジョー・フォックスである。どうしても追い払いたいキャサリンは、いつも彼を前にして言えなかった言葉でジョーを罵る。店を後にするジョーを見ながら彼女の胸に残ったのは彼を傷つけてしまった後悔だった。

メディア戦略も虚しく、売上は下がる一方。真実を知るために入店したFOX BOOKSで目にしたものは、洗練された内装と、笑顔に溢れる人々の姿だった。FOX BOOKSで打ちひしがれるキャサリン。その姿をこっそり影から見つめるジョーはそんなキャサリンの姿を見て驚く。

店をたたむ決断をするキャサリン。店じまいセールの後に体調を崩し寝込む彼女を見舞ったのは、なんとジョー。友人になりたいと申し込むジョーに、彼女はどう答えるのだろうか・・・?

見どころ

なんといってもショートヘアのメグ・ライアン!もうどんな顔してても可愛い。正直ストーリーは少女漫画並にあり得ないけど、彼女を観る価値は絶対にあります。そしてトム・ハンクスの安定感。この演技力と安心感、2枚目と3枚目の中間くらいの味のある俳優って他にいないんではないでしょうか。90年代アメリカのトレンディ俳優の織りなす人間ドラマ、是非観てみてください。


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The Intern (2015) / マイ・インターン

アン・ハサウェイ

2006年の『プラダを着た悪魔(The Devil Wears Prada)』のアンディー役を彷彿とさせる、バリバリ働く女性社長・ジュールズを演じるアン・ハサウェイ。その魅力的な大きな瞳と素晴らしい演技は主人公と呼ぶにふさわしい彼女の武器!今回もそのチャームポイントと+赤い饒舌なリップがオーディエンスを惹きつけます。

The Intern [DVD] [Region 2] (English audio. English subtitles) by Robert De Niroあらすじ

ファッションのネット通販で成功したジュールズ。従業員を増員しても追いつかない程の勢いで会社が拡大する中、顧問経営者としてCEOを外部から招こうという話が浮上する。経営者として信頼されていないと感じたジュールズは、当初その案に否定的だったが、妻であり一児の母として、家族との時間を増やす良いきっかけになると自分に言い聞かせCEO候補と面会することを決める。もし外部CEOが決定すれば、会社の大事な決定権の座を渡すことになるため、彼女にとって大切な人選だ。

一方、シルバー枠のインターンシップとして採用されたベン(ロバート・デ・ニーロ)は、約40年間電話帳会社で働いてきた社会人の大ベテラン。現代の多機能なパソコンや自分より随分年下の同僚たちに最初は戸惑いながらも、70歳でも若者に負けない元気とやる気ですぐに周りの人々に愛されていく。私もこんな素敵な同僚が欲しい!

ベンは、とても素敵なロマンスグレーの紳士。表には出さないけれど、滲み出る優しさ・包容力で緊張でトゲトゲしくなってしまうジュールズを穏やかにさせ時に励まします。はじめはシルバー枠の人材が多忙な自分の下につくなんて足手まといになるだけだと考えていたジュールズも、精神的に辛い時期にベンに支えられ、彼女にとって不可欠な存在であると思い始めます。

この映画の良いところは、登場人物が背伸びをせず自分に正直なところだと思います。『プラダを着た悪魔』のエミリーと正反対の人たちが集まっている、という感じ。一般的に職場で涙は駄目だというけれども、自分の愛する会社や仕事に対してはどうしても熱くなり過ぎて泣いてしまうジュールズ、ベッキー。安いアパートが見つからず、両親から帰って来いと言われ悩むデイビス。フォーマルウエアとカジュアルウエアの使い分けを考えたこともなさそうな野暮ったいルイス。そんなときに、ベンが彼らに良いアドバイスを与えます。「異なる世代の人と働く良さってあるよなあ・・・」と考えさせられました。

キラキラと働きたい女性に、そして素敵な紳士になりたい男性必見の映画です。


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Silver Linings Playbook (2012) / 世界にひとつのプレイブック

SILVER LININGS PLAYBOOKあらすじ

ブラッドリー・クーパー演じるパットは、地元の学校で歴史を教えていた。しかし、妻ニッキの浮気現場に遭遇し、浮気相手をめちゃくちゃに殴りつけたことをきっかけに、躁うつ病だと診断され精神病院に入れられる。退院後、妻のニッキを狂ったように探し始めるが、見つけることができない。

そんな中、近所に住む友人のロニーに退院祝いとしてディナーに誘われる。ロニーの義妹ティファニーもそのディナーに参加し、夫の事故死をきっかけに、彼女もまたうつ病だと診断されていることを知る。しかもセックス依存も併発しているからたちが悪い。初対面だというのにティファニーに誘われ戸惑うパット。自分にはニッキがいるからとその場を後にする。

その後もパットのことが気になるティファニーは、「ニッキへ手紙を渡すから、それと引き換えにダンス大会に出場しないか」という話を持ちかける。どうしてもニッキに会いたいパットは、渋々その話に了承するが、「ニッキが以前と違う自分の姿を見て戻ってきてくれるかもしれない。ダンス大会は良いきっかけだ」、と出場を前向きに考えるようになる。

そんな中、ロバート・デ・ニーロ演じるパットの父親が、レストランを始める資金のためにアメリカンフットボールで違法な賭けをしていることを知る。思い込みの激しい彼は、息子が幸運の持ち主だと疑わず、絶対に自分の賭けたゲームを見に行くように息子に懇願する(ちなみに自分はそのスタジアムに出入り禁止を食らっている)。しかし、スタジアム入りする直前に人種差別的発言をきっかけとした闘争に巻き込まれ、とうとう試合を観戦出来なかった。その日父親が賭けたイーグルスは負け、家に帰り父親に激しく責められるパット。

しかしそこにティファニーが現れる。ティファニーは、自分とパットが一緒にいることによりフィラデルフィアイーグルスは勝つと宣言。そこで、パットの父親は「次の試合でイーグルスが勝ち、更にダンス大会でパットとティファニーが5点以上のスコアを取れば、自分は負けた金額の2倍の金額を得ることが出来る」という条件で賭けをすることに決める。そんな馬鹿らしいことは辞めてくれとパットは頼むが、父親の決意は固かった。実は、ニッキがダンス大会に来ると言うのはティファニーと両親の口裏合わせで、ダンスを通じてティファニーと仲良くなってほしかったのだ。果たして、ダンス大会の結果やいかに?

事実は暗いけど、前向き

それぞれの抱える問題を見たらすごく暗い。主人公は浮気をされた上に躁うつ病、両親はそんな働き盛りの無職独身になった息子を抱えているし、父親は思い込みが激しく違法な賭け事をしちゃう。そして若いティファニーは未亡人でうつ病。

だけど、そんな暗い事実や出来事が融合すると、予測できないおもしろい事が起きるのかも?という希望と笑いに包んでくれるこの映画。そう、予想できない人生は最高じゃないですか!


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Meet the Parents (2000) / ミート・ザ・ペアレンツ

ベン・スティラー

名優と呼ぶにはまだ若すぎるのかな・・・。でも確実にその道をベン・スティラー独自のやり方で切り開いて行っていると思います。そして、自分の見せ方を良く知っている俳優さんだなと思います。根っからのコメディアン精神で見ている人々を笑わせてくれます。自ら出演する映画作品の監督としても活躍しているベン・スティラー。今後の活躍にも期待です!

ミート・ザ・ペアレンツ [DVD]

あらすじと感想

このDVDのパッケージの2人、一体何をしているところでしょうか?謎の機械のベルトに巻かれ、不安そうにこちらを見るベン・スティラー。実験?拷問?実はある意味両方・・・。(痛いシーンはありませんので安心してください。)

『ミート・ザ・ペアレンツ』は、ベン・スティラー演じるグレッグが、彼女・パムの両親に会いに行くストーリー。グレッグはパムにプロポーズを試みますがことごとく失敗。そんな中、結婚間近のパムの妹が、プロポーズを受ける前に彼氏を両親に会わせた、という情報を得たグレッグは急きょ計画変更。パムの両親に会いに彼女の故郷に飛びます。彼女の実家に着いた彼は、両親と仲良くなるため努力しますが、ロバート・デ・ニーロ演じる彼女の父親・ジャックは娘にふさわしい男としてグレッグを頑なに認めません。

航空会社に預けた荷物の中には彼女へのダイヤの指輪が入っているのにその荷物は紛失するし、結婚式を間近に控えたパムの妹にはバレーボールで顔面スパイクを打ち込んでしまいお岩さんフェイスにさせてしまうしで、なんだかツイてないハプニングが連続。半ば追い返される形でグレッグは彼女の家を後にしますが結末はいかに・・・?

名優ロバート・デ・ニーロも出演するこの映画。彼は本当に色んな顔を持っていますよね。最近話題になった『マイ・インターン(The Intern/2015)』では心優しい紳士役を、『世界にひとつのプレイブック(Silver Linings Playbook/2012)』では思い込みが激しく賭け事に依存気味な父親役を演じました。『ミート・ザ・ペアレンツ』ではちょっと(かなり)いじわるで、しかも何やら裏社会と繋がってそうな義父役です。

またベン・スティラーに戻りますが、ミート・ザ・ペアレンツのひとつのエピソードとして、グレッグの苗字とミドルネームが「ゲイ・フォッカー」というのをパムの家族がからかうシーンがあるのですが、目を覆いたくなるようなギリギリのネタを出してくるのがベン・スティラー風だと思っています。『メリーに首ったけ(There’s Something About Mary/1998)』では急所をジーンズのチャックに挟む、という痛々しい事故シーンがあって大爆笑しました。こういうギリギリネタが大得意なベン・スティラーさんです。

青年の面影が残るベン・スティラーと、名優ロバート・デ・ニーロの演じるミート・ザ・ペアレンツ、是非観てみてください。


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The Holiday (2006) / ホリデイ

映画音楽

テレビや雑誌の映画情報で、誰が音楽を担当したとか、残念ながらあんまり話題にならないと感じていますが、私は映画やドラマでストーリーを引き立ててくれるとっーても重要な要素だと思っています。例えば、半沢直樹のサントラ、臨場感があってすごく良かったですよね。あれがありきたりの、例えばサスペンスで良くあるような効果音だけだと、つまらないものになったと思うのです。ちなみに作曲家は服部隆之さんという方で、『HERO』や『真田丸』の作曲もされているようです。

今回紹介するホリデイも、音楽がとっても美しい。異国の地へ誘ってくれるような音楽です。

クリスマスシーズンの決定版

クリスマスシーズンが近づくと、観たくなる映画のひとつ、ホリデイ。

キャメロン・ディアス演じるアマンダは映画の予告編を作るバリバリのクリエイター。プライベートを犠牲にしなくてはならない程仕事が忙しく、その上クリスマス前に恋人に浮気され、報われない気持ちに。一方ケイト・ウインスレット演じるアイリスは新聞社の記者として働いています。同僚であり元恋人のジャスパーを密かに愛していて、彼がまた振り向いてくれることに密かに期待を寄せています。しかし、社内のクリスマスパーティーでの突然のジャスパーの婚約発表。彼女の淡い気持ちを仕事上利用し続けたジャスパーは、まさに「jerk」と呼ぶにふさわしい男です。女の敵です。

同じような境遇の2人は、悲しみとともに孤独なクリスマスをどう過ごそうかと考えながら、「ハウスエクスチェンジ」というウェブサイトで互いの家を気に入ります。ハウスエクスチェンジとは、自分の家の情報をサイト登録し、お互いに気に入れば一定期間家を交換するというシステム。つまりアマンダはイギリスのアイリスの家で、アイリスはアメリカのアマンダの家でクリスマホリデイの2週間を過ごすことに。お互いの家に飛んだ2人は、それぞれの地で、新しい人たちと一生の出会いを果たします。

ホリデイ [DVD]アマンダがイギリスで出会うのは、ジュード・ロウ演じるアイリスの弟グラハム。出版社で編集の仕事をしています。ジュード・ロウの気品あるブリティッシュ訛りが素敵ですよ。そしてアイリスがアメリカで出会うのは、ジャック・ブラック演じる作曲家のマイルスと、イーライ・ウォラック演じる元脚本家のアーサー。最初は認知症の入ったおじいちゃんだと勘違いしたアイリスですが、道に迷った彼を家に送り届けてびっくり。彼の家にはオスカー像が。彼の話を聞くうちに、世代を超えた良き友人になります。

個人的にホリデイの一番の見どころは、ケイト・ウインスレットの演技だと思います。自然で、わざとらしくない彼女の演技にはいつも惹きつけられますが、この映画では特にその魅力が光っています。年代や国を越えてもコミット出来る、優しいアマンダの役は彼女にぴったりだと思います。映画『スティーブ・ジョブズ』で秘書役もしていたし、誰かの役に立ったりお世話をする役が合っているのかもしれません。(もっと若い頃は『エターナル・サンシャイン』役で向こう見ずな女の子を演じていましたが。)

恋人のいる方も、いない方も楽しめるラブストーリーです。今年のクリスマスシーズンに、是非観てみてくださいね。